このブログは松戸市を中心に書いていますが、お出かけ情報をも紹介しています。松戸の方には参考にならないかもしれませんが、一部の方に需要があると思いご案内します。
三陸道とは
三陸沿岸道路(さんりくえんがんどうろ、英語: SANRIKU COAST EXPWY[mlit 1])は、宮城県仙台市宮城野区から青森県八戸市に至る日本の高速道路であり、三陸縦貫自動車道、三陸北縦貫道路、八戸・久慈自動車道の3路線の総称である。東日本大震災後「復興道路」と位置付けられ、2021年(令和3年)に全線開通した(全長359キロメートル (km)
となっています。簡単に説明すると仙台~八戸を海岸沿いを走る高速道路です。
通常の東北道が東北のやや中央を走っているのに対して、三陸道は東の海沿いを走るルートとなります。
距離的に東北道より遠回りですが、復興道路として地域の活性化の目的もあり利用金額が約1/9と非常に安価です。
ただしパーキングが高速道路に併設されておらず、ほとんどの区間が片道1車線なのでスピード感が合わない車が前後を走っているとストレスになってしまうという点の問題もあります。
それでは三陸道を利用するメリット・デメリットやどういった人におすすめなのか詳しく解説していきますね。
三陸道を走るメリット
まずは三陸道を走るメリットをご紹介します。
費用が安い
細かい誤差はありますが、仙台南~八戸の高速道路費用を比べると約9倍(6900円←→770円)の差があります。
これだけみてもかなりの差がありますよね。
移動の費用を安くすることで、おいしいものを食べたり宿泊ホテルのランクを上げたりなど他に回せるのがいいですね!
地元の観光地へのアクセスがいい
東北道だと高速を降りてから結構時間がかかりましたが、三陸道を使用すると海岸沿いの観光地へのアクセスが抜群です。
僕は以前に松島へは行ったことがあったので今回は前回行きたかった龍泉洞へ行ってきました。
⇒龍泉洞についての記事(後日)
松島はもちろん、龍泉洞や他の海沿い観光地へのアクセスは東北道と比べてもかなり良好です。
仙台~八戸間の海沿いへの観光をする予定の方へはおすすめです!
三陸道のデメリット
ナビに問題が出ることがある
まだ道路が新しいのでナビのよっては道なき道を走ることになったり、正確に道を案内してもらえなかったりします。対策としては下記の通り。
- 予め紙の地図をパーキングなどで入手しておく
- ネットで地図をダウンロードしておく
- ネットでその都度確認する
- グーグルマップを使う
個人的にはネットで確認して、グーグルマップを使うことをおすすめします。
グーグルマップなら新しい情報を入手できるのでおすすめですね!
ガソリンとトイレの問題
三陸道は通常の高速道路のようにパーキングエリアがありません。
ではどうするかというと一度インターチェンジから降りて近くのコンビニや道の駅を利用することになります。
ここで問題なのがインターチェンジの近くに道の駅があるか?という点。
中にはインターチェンジから数キロかかることもあるので、グーグルマップで確認することをおすすめします。
トイレはぎりぎりだと上記の理由ですぐに済ますことができないリスクがあるので、早めの休憩をおすすめします。
また走行中に気が付くと思いますが、かなりの頻度で「ガス欠注意」の看板が出ています。それだけガソリンを入れる場所が少なく、気が付くと手遅れ・・・といったケースが多発しているのだと思います。
ですの三陸道に入る前にガソリンを満タンにしておく方が無難でしょう。
目的地によっては遠回りになる
東北道に対して三陸道は海沿いを海岸に沿って作られています。
ですので直線距離はそこまで変わりませんが、実際の走行距離は変わってくるのです。例えば八戸よりも西側に本来の目的地があるなら三陸道の利用はかなりの遠回りとなります。
上でも触れましたが、車に設置されているナビでは正確な時間が出ないので予想よりも時間がかかってしまうリスクはあるでしょう。
参考
東北道:約4時間 310km
三陸道:約5時間 365km
となっています。
時間がかなりかかる
遠回りになる以外に下記の理由で時間がかかるリスクがあります。
事故による問題点
三陸道は追い越し車線がちょこちょこある以外は基本的は車線は片道1車線です。ですので事故があり、車線が埋まってしまうと三陸道から降りなくてはいけないため、時間がかなりかかるリスクがあります。
昼に走る問題点
三陸道は現地の方がちょっと移動するのにも利用しています。隣町へ行くためにワザワザ山道を走るより三陸道の方が道がいいので、現地の方も利用するのです。
基本的に旅行者よりも現地の方の方が時間に余裕があるケースが多いので道が詰まってしますこともあるようです(地元の人に教えてもらいました)
夜に走る問題点
実はこの三陸道ですが、まだまだ工事が終わっていない部分があります。調整しているところや道をより良くしていることもあるでしょう。
すると夜に工事を行ったりします。結果的に夜に走行できない区間ができてしまい、迂回を余儀なくされるケースがあります。
「△月△日~△月△日は〇〇~〇〇の間は夜間走行できません」という電光掲示板で走行中何度も目にしました。
予め情報がある場合はいいですが、夜になる前に急遽知ることになると遠回りになることになるでしょう。
IC(インターチェンジ)にクセがある
三陸道のIC(インターチェンジ)は通常の高速道路と違いそれぞれクセがあります。
画像のようにどうなってるの?と頭にはてなマークがわくことがあります。大きなインターチェンジなら比較的わかりやすいので、可能なら大きなインターチェンジを利用するとこをおすすめします。
三陸道はどんな人が使うべき?
三陸道の利用はメリット、デメリットがありますが結局三陸道はどのような方におすすめでしょうか。まとめてみました。
宮城県の海岸沿いの観光地へ行きたい人
単純に目的地へ着くことを優先する方は東北道を使ったほうがいいかと思います。デメリットにも書きましたがアクシデントで通行できなくなった場合、かなり憂鬱な気持ちになるでしょう。普通に走っても追い越しレーンがかなり少ないので思っている以上に時間がかかります。
ですが、仙台の海岸沿いの観光をのんびりしたいなら三陸道がおすすめです。
ゆっくり北上して、のんびり観光したい方はには三陸道がいいでしょう。
費用を安くしたい人
多少時間がかかっても費用を安くしたいなら三陸道がおすすめです。東北道を往復と三陸道の往復では10,000円以上費用が変わってきます。ですので費用を抑えたい方は三陸道の利用をおすすめします。
あとは片道だけ東北道、片道を東北道を利用するというのも手ですね。
時間的には60分~90分は変わってきますし、アクシデントがあればそれ以上に変わってきます。天秤にしてどちらがいいか決めるのがいいでしょう。
以上で「【仙台~八戸】三陸道を実際に走ってみて感じたメリットとデメリット」を終わりにします。
最後に参考にしたサイトのURLのリンクを貼っておきますので、参考になさってください。
■グーグルマップ